低用量ピルやペッサリーの母体への影響

ピルは、避妊の貯めに開発された薬ですが、現在では月経不順や月経痛などを改善するためにも使用されています。
ピルの中でも低用量ピルは、含まれている卵胞ホルモンと黄体ホルモン量が少なく、安全性も確立されています。通常の服用は、3週間ピルを飲み、1週間休むという方法で、血液中のホルモン濃度が下がり子宮内にためられていた子宮内膜がはがれて、排出され月経のような出血を引き起こします。
日本では避妊薬として使われるよりも、月経痛の改善薬、子宮内膜症の治療薬として使用されるケースが多く、また更年期に起こるさまざまな症状の緩和にも効果があるとして使用されています。

ペッサリーとは、伸縮性のある輪にドーム型をしたゴムを張った器具で、膣内に装着して使用する女性用の避妊具です。
これによって精子が子宮に入るのを防ぐことができますが、性行中にペッサリーがずれるおそれがあるため、使用する際には殺精子剤の避妊ゼリーを塗る必要があります。
ただ他の避妊具のように市販はされていないので、婦人科で子宮口の大きさを測ってもらい、自分のサイズにあったものを購入する必要があります。
サイズがあっていないと避妊効果が落ちるので、体重が激しく増減した場合や、出産や中絶後などには、サイズを合わせ直す必要があります。

低用量ピルもペッサリーも、女性が主導となって使用できる避妊法です。女性が妊娠を望まない場合には、男性に任せるだけでなく自分で選択することができる避妊方法です。
ただピルは、40歳以上の人は、血栓のリスクが高くなるなどのデメリットもありますが、低用量ピルは、服用をやめるだけで妊娠できる状態になるなど手軽に使用できるというメリットもあります。